製作工程

Production process

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製作工程

デザイン&パターン起こし

グローブのデザインやパターンをCADを使って起こしている会社もありますが、CACAZANでは、超アナログ的にフリーハンドで起こしています。

 

長年の経験から、パーツ一つ一つの理想的なカーブなどは頭に入っています。それに用途やお客様の好みなどを勘案して、デザインを描き、さらにパターンを起こしていきます。

パターンは型紙をひとつ創っては修正、また創っては修正の繰り返し。自分の感覚だけを頼りに調整していきます。

裁断

裁断は、ただ単にクリッカーに抜き型を取り付けてプレスすればいいというものではありません。

革は部位に寄って伸び方向が異なるため、使うパーツに合わせて伸び方向を確かめながら抜き型を入れていく必要があります。

しかも、立体裁断ですから、これには長年の経験が必要です。また、素材はとても高価なので、できるだけロスを少なくしようと思えば、さらに手間がかかることになります。

縫製

必要なパーツが裁断できたら、いよいよ縫製です。手首には、フィット感を良くするためにシャーリングを入れますが(シャーリング無しのモデルもあります)。これは、コンピューターミシンをプログラミングして、ジグザグのステッチでゴムにテンションをかけていきます。

次は、掌に親指を付ける作業ですが、手の平側と指側の縁を合わせて縫い合わせるピケ縫いという手法で、しっかりと取り付けていきます。縫い代を指先で探り、均一な深さとダブルステッチの幅に気をつけながら縫い付けるのですが、このステッチが少しでも歪んだり幅が変わったりすると見栄えが悪くなってしまいますので、神経を使います。このステッチを見れば、職人の技術が一目瞭然です。

CACAZANが縫製に使う糸は、クラレの皮革用糸「ビニモ」という製品です。ビニモはカバンなどには使われていますが、グローブに使われることはほとんどありません。価格は通常の糸に比べ倍ほどしますが、強度やしなやかさが高く、ステッチも綺麗に仕上がるので、あえて使用しています。

ボタン制作

地味な部分ですが、スナップボタンの加工も手作業で行っています。ただ金属のボタンを取り付けるのではなく、デザインに応じて革でカバーし、グローブ全体の統一感を演出します。

また、スナップボタンは中にロックスプリングが内蔵されていますが、付け外しを頻繁に行ううちにスプリングがヘタらないように、取付方向も吟味しています。

仕上げ

ファブリックのグローブでは、縫製が終わればそれで完成ですが、革のグローブの場合は、さらに仕上げ工程が必要です。クリ金にグローブをセットし、指の間にあるマタのシワを伸ばしながら仕上げのアイロンを当てていきます。部分によって伸縮する方向が異なるので、立体的な動きを考えながら、アイロンを当てていくことで、手のひらでハンドルを掴んだり、指を曲げ伸ばししたときに違和感があったりストレスを感じないように、慎重に作業していきます。

「仕上げ工程では、『グローブづくりの道具たち』でも登場した『クリ金』を使います。 クリ金にグローブをセットし、指の間にあるマタのシワを伸ばしながら仕上げのアイロンを当てていきます。部分によって伸

縮する方向が異なるので、立体的な動きを考えながら、アイロンを当てていくことで、手のひらでハンドルを掴んだり、指を曲げ伸ばししたときに違和感があったりストレスを感じないように、慎重に作業していきます。 このクリ金には、平面と立体の二タイプがあり、ファッショングローブなどは平面タイプを使い、モノを握る形状のグローブでは、立体タイプを使います。ファッショングローブを平らなところに置くと、紙のようにペラッとします。それに対して、立体成型したグローブは、軽く指を曲げた形のままになりますが、これが平面仕上げと立体仕上げの違いです。 じつは、ほとんどのドライビンググローブは、ファッショングローブにカテゴライズされるため、平面仕上げになっています。CACAZANのドライビンググローブは、ファッション性を重視するのはもちろんですが、その前にハンドルを握る感覚がセンシティヴであることを絶対条件にしていますから、立体タイプのクリ金で丁寧に仕上げていきます。」

梱包(パッケージ)

CACAZANのグローブは、梱包作業まで含めて完成だと考えています。オリジナルのケースに収め、メンテナンスガイドのパンフレットを入れ、全て手作業で丁寧に箱に収めていきます。

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